






パートナーが浮気をしているかも・・・と考えると、とても不安になりますよね。
しかし、自分では浮気と思っていても、相手は浮気と認識していないこともあり、揉めることも少なくありません。
一体どこからが浮気のボーダーなのかが気になるところ。



一般的な浮気の基準はどこから?
同じ浮気をされても、「絶対に許せない!」という人もいれば、「そこまでだったらセーフ」など、浮気の基準は人それぞれ違います。
「浮気」といっても様々なパターンが考えられますが、ここでは恋人同士の男女が考える一般的な浮気の基準についてご紹介します。
1.肉体関係
肉体関係を持ったら、ほぼ確実に浮気と判断されるでしょう。
体の関係がなければ、食事や多少のスキンシップなら許せる人もいますが、体の関係までに至った場合はアウトとなることがほとんど。これは男女ともに共通の認識です。
「相手に気持ちはない」「酔った勢いだった」と言っても、肉体関係があったことはまぎれもない事実。浮気のボーダーラインを完全に超えており、即アウトで別れることも稀ではありません。
ただし、密室で行われる行為なので、本当に肉体関係があったかの判定が難しいところ。
また、カップルの中には「浮気はOK」という条件で付き合っている人もいます。このようなカップルの場合、浮気かどうかの判断自体が無意味。



2.キス
キスは浮気ではないと考える人もいますが、一般的には恋人以外の人とキスをしたら浮気と判断する人が多いです。
海外では友達同士でもあいさつ代わりにキスをすることもありますが、ここは日本です。
日本では、キスは「コミュニケーションをとるため」のものではなく、あくまで「特別な相手とするため」もの。海外で育った人でない限り、恋人以外の人とキスをする人は稀でしょう。
また、男性にとってキスは性的な意味を多く含みます。キスだけでは満足できず、「もっと先に進みたい」と肉体関係を結びたいという気持ちが高まってくるもの。「キスしかしていない」と言い訳をしても、あわよくばという気持ちがあったことは事実です。
肉体関係と比べると、キスは「酔った勢いで・・・」が多少通用するケースもあります。



3.ハグ
ハグは肉体関係やキスに比べると「裏切られた感」は若干少ないものの、浮気と捉える人も少なくありません。
海外では軽い挨拶としてハグをすることはありますが、海外で育ったことがない限り、日本人が挨拶でハグをすることは滅多にありません。好意のない相手とハグをしたいと思うことはなく、日本人にとっては特別な行為です。
例外として、大勢で喜び合うシーンなどで瞬間的に抱き合うハグなら、あまりいい気はしないものの「仕方ないか」と諦める人も。ただし、二人きりのシチュエーションでハグをしていたら、浮気と見なされても仕方ありません。



4.手をつなぐ
ハグまでのスキンシップではなくても、異性と手をつないだら浮気と考える人も多いです。
そもそも普通の友人関係や仕事仲間であれば、手をつなぐことはありません。大人になれば友達同士でも手をつなぐことはないので、自分の恋人が異性と手をつないでいたら、見ていて良い気はしないでしょう。
また、肌と肌が触れ合っていれば、自然と相手を意識してしまうもの。
「特に好きなわけじゃないからいいでしょ」と言われても、「異性として見ているはず」「もっとスキンシップを取りたいはず」と疑念が生まれるのも仕方ありません。浮気を疑うきっかけになるでしょう。
ただ手をつないでいるだけなら、それ以上の関係になる前の可能性もあります。



5.二人きりで会う
恋人以外の異性と二人きりで会っているだけでも、浮気と判断されることがあります。
もちろん、相手に異性の友達がいることはごく当たり前のこと。
付き合う前からの友人であったり、仕事上の付き合いであったり、異性の友達が多い人も少なくありません。ただ二人で会ったり食事をしたりしているだけで、一概に「浮気」と判断されるのは厳しいところもあるでしょう。
しかし、一般的に二人きりで会うということはそれだけ親密であるということ。それ以上の関係になることも十分考えられるのです。
恋人からしてみると、二人きりで出掛けることはやはり避けて欲しいことの1つ。その気持ちを無視してしまうと、関係が悪化してしまう恐れも。



6.内緒で連絡を取り合う
恋人に内緒で異性と連絡を取り合っていることを、「浮気」と認識する人もいます。
仕事や同窓会、友人同士の集まりなどの業務的な連絡を取り合う分には「仕方がない」と思えますが、特に用事がないのにやり取りをしていたり、「おはよう」「おやすみ」など彼氏と彼女がするような他愛のない連絡を毎日取っていたりしたら、浮気と認識する人が多いです。
「友達だから」と言われれば、「仕方ない」と納得せざるを得ない部分もありますが、本心ではモヤモヤが残るもの。「自分に気持ちが向いていないかも」と浮気を疑われても仕方ありません。



7.旅行
恋人が異性と旅行に行ったとき、状況によって浮気か浮気じゃないか意見が分かれることが多いです。
旅行と言っても、他の男友達や女友達も一緒の旅行の場合は浮気と見なさないという意見も多いですが、異性と二人きりで旅行に行った場合は浮気と判断されることがほとんどです。
そもそも、いくら友達同士とは言え、恋人がいるのにもかかわらずに他の異性と二人で旅行すること自体おかしなもの。「ただの友達で何とも思ってないから」「ずっと行きたかった場所だから」と言っても、相手を納得させるのは難しいでしょう。
旅行は「その場のノリ」で行われるものではなく、しっかり計画を立ててから実行されるものなので、いい訳も通用しません。2人で旅行をしたら、男女の関係にまで進む可能性は非常に高くなるでしょう。



法的に浮気になるボーダーラインは?
どこからが浮気になるか基準は人それぞれ違いますが、法律では一体どこからが浮気と判断されるのでしょうか?
また、浮気が罰せられることはあるのでしょうか?
そもそも「不倫」と「浮気」はどこが違う?
「不倫」も「浮気」も、どちらもパートナー以外の人と関係を持つことをあらわしていますが、「不倫」はいずれかに婚姻関係があるのに対し、「浮気」は婚姻関係に捕らわれないといった違いがあります。
広い意味で使われるのが「浮気」で、その中に「不倫」が含まれていると考えると良いでしょう。
お話したように、「浮気」は人それぞれ基準が異なります。肉体関係をもったら浮気とすることもあれば、内緒で連絡を取っているだけでも浮気と判断されることも。
「不倫」にも同じことが言えます。



浮気を処罰する法律は日本にはない
日本では浮気や不倫を処罰する法律はありませんが、「不貞行為」は法律違反となります。
不貞行為は、「配偶者がいるのにもかかわらず、他の異性と男女の関係になること」を指します。
つまり、実際に肉体関係があるかどうかが重要で、心の中で倫理に反することを行っても、法律上の不貞行為には当たらないのです。
明治時代の旧刑法では、不貞行為を行った場合は「姦通罪」という罪が規定されていましたが、現在の刑法では姦通罪は廃止されており、浮気や不倫をしても逮捕されることはありません。
どちらか(または両方)が既婚者で、相手と肉体関係(不貞行為)になったとしても、刑事的に罰せられることはありませんが、法律で「夫婦は、配偶者以外とは性的関係を持たない」という貞操義務が規定されているため、法律違反にはなります。



肉体関係があれば不貞行為とみなされ慰謝料請求できる
不貞行為があった場合、刑事罰を受けることはなかったとしても、法律違反となり慰謝料を請求できる可能性があります。
配偶者以外と電話やメールをする、食事などデートをする、キスをするといった行為は浮気と判断されることはありますが、不貞行為にはならないため慰謝料請求はできません。
しかし、次の場合は不貞行為とみなされて慰謝料請求ができます。
- 肉体関係があったとき
- 肉体関係があったと推測できるとき
肉体関係があった時は、いうまでもなく不貞行為があったということです。「酔った勢いで」「誘いを断れなかった」という場合も、不貞行為に代わりありません。
ちなみにたとえ1回だけの肉体関係でも、不貞行為とみなされます。複数回のケースに比べると慰謝料の請求額は低くなりますが、1回だからOKということもありません。



不貞行為で慰謝料請求する場合は「故意・過失」であることがポイント
不貞行為で慰謝料が認められるには、相手に「故意・過失」が必要になります。
- 相手が既婚者であることを知っていた(故意)
- 相手が既婚者であると気付けたはずなのに、不注意で気付けなかった(過失)
例えば、交際していた相手が結婚していることを話さなかった場合、つまり相手が既婚者であると知らなかった場合は慰謝料を支払う義務はありません。
しかし実際は、交際していれば一定時間一緒に過ごすので、既婚者である可能性を考えるきっかけがあることがほとんど。



浮気の基準は男女で違う?
「どこからが浮気になるのか?」の基準は、人それぞれ違います。中でも、男性と女性とでは、浮気のボーダーが異なることが多いです。
一体男性と女性とで、浮気の基準はどの程度異なるのでしょうか?
男性が考える「浮気」の基準
彼氏以外の男性と出掛ける場合、「食事だけならOK」とする人もいれば、「他の男性と出掛けること自体NG」とする人など、男性によっても意見は分かれます。
出掛けること自体NGとする人の中には、「二人きりがダメ」という意見もあれば、「昼は良いけど夜はダメ」という意見もあります。
浮気を疑われないためには、「誰と」「どこで」「どれくらいの時間すごすのか」を伝えておくのがベスト。具体的に伝えることで、友達付き合いということをアピールできるので、彼から疑われることも少ないはず。
ただし独占欲の強い男性は、自分以外の男性と二人きりになることに嫉妬や不安を強く感じます。



一般的な男性の場合、「キスをしたら浮気」と考えることがほとんどです。
二人きりで出掛けるのはOKとする男性や、ふざけて男友達と手をつなぐのをOKとする男性でも、キスをしたら浮気と判断する男性が多いです。
ここで重要なのが、キスを「した」のか「された」のかというところ。
男性の中には、好意のある女性にお酒の力などを借りて無理矢理キスしてくる人もいます。そこには女性の意志はなく、事故のようなもの。仕方ないと彼氏は許してくれるはずです。
しかし、彼女からしたキスはどのようなシチュエーションであっても許しがたいもの。



肉体関係があったら、どのような理由であっても完全に浮気と判断されるでしょう。
女性と比べると、男性は浮気の基準が緩い人が多いですが、肉体関係は絶対にNG。多少のスキンシップならOKとする男性でも、彼女が他の男性と肉体関係を持ったら許せないことがほとんどでしょう。
中には「自分は良いけど、彼女はダメ」という意味不明なルールを持っている人もいます。
「それでも関係を修復したい」というのであれば、全力で誠意を見せることが大切です。しかし、男性はプライドが高い生き物。自分以外の男性と肉体関係を持った彼女をそう簡単に許してくれることはないでしょう。



男性の中には、「相手の男性に好意がなければ、浮気じゃない」と考える人もいます。
特に女性に対して好きという気持ちが強い男性にみられますが、たとえ彼女が他の男性と二人で出掛けたり、キスをしたり、さらにはそれ以上の関係に進んでいたとしても、「自分のことを一番に好きでいてくれたら大丈夫」と考えます。
「気持ちがなければ、肉体関係を持っても浮気ではない」という考え方は都合がいいようにも思えますが、本人には至って真剣な話なのです。
また、元々「肉体関係を持つ人と、愛している人は違うから」と浮気自体をOKとしている稀なカップルも。



女性が考える「浮気」の基準
女性は男性の浮気に対して基準が厳しいという意見もありますが、他の女性と2人で会ったからといってすぐに浮気を疑うわけではありません。
誰にでも異性の友達は少なからずいるもの。そのため、相当嫉妬心の強い女性以外は異性の友達を作ること自体をNGとする人は少ないでしょう。
そこで問題になってくるのが「会うことを彼女に隠していないか」というところです。
内緒で会っていることがわかると、「私に言えないやましいことがあったのかも」と疑われかねません。どのような関係なのか、なぜ会っていたのか説明できない状況がアウトになるのです。
友人の付き合いやビジネスなど、女性と二人きりになることは誰にでもあり得ること。



女性の場合、他の女性とスキンシップを取ったら「浮気」と考える人がほとんどです。
「体の一部に触れる」ということは、キスや肉体関係などそれ以上の行為に発展していく可能性もあるので、疑われても仕方ないもの。
「酔っていたから」「寒かったから」「勢いで」などどんな理由をつけてもNG。手をつなぐ、ハグをするなど自分の彼氏が他の女性と体の一部を接触させることに嫌悪感を抱くでしょう。
また、スキンシップは「お互いの距離を縮めたい」と言ったサインとも捉えられます。相手を意識しなければ、手をつなぐといった行為は行わないはず。



女性は彼氏が他の女性とスキンシップした時点で浮気と考えることがほとんど。そのため、キスは完全にアウトになるでしょう。
女性にとって、キスは肉体関係以上に大切だと思っている人も少なくありません。キスはスキンシップの1つでもありますが、手をつないだり、ハグをしたりとは全く別の意味があると考えています。
そもそも全く何とも思っていない女性とキスをしたいという男性はいません。その女性に少なからず好意があるから、男性もキスをしたいと思うはず。
外国には挨拶でキスをする習慣がありますが、日本では馴染みがありません。そのため、「キスをする=肉体関係を持ちたい」と見なされます。つまり、キスは完全に浮気と判断されるでしょう。



男性と同じく、肉体関係は完全にアウト。100パーセント浮気と見なされるでしょう。
自分以外の女性と肉体関係を持ったことが分かると、彼氏に嫌悪感を抱くだけでなく、「絶対に許せない」という感情も湧いてくるでしょう。カップルの場合は別れるケースが多く、夫婦の場合は最悪離婚され慰謝料を請求される恐れもあります。
たとえ表面的に許してくれたとしても、心の中ではずっと引きずって根に持つはず。一見解決していたかのように見えても、その後怒りが再燃することも少なくありません。
男性だけでなく、女性から見ても肉体関係は立派な浮気。



男性と女性とで浮気の基準は違う
一般的に、男性よりも女性の方が浮気のボーダーは低めです。その理由には男女の考え方の違いがあります。
そもそも男性は、「自分の彼女は浮気をしない」と考えている人が多いです。自分は浮気をすることはあっても、されることまでは想定できていません。
たとえ怪しい行動があったとしても、「自分の彼女が浮気をするわけない」と信じるので、確実にアウトとなるまで浮気と認めません。
一方女性は、「男性は浮気をするもの」と考えている人が多いです。
男性と比べ精神面で浮気かどうか判断することが多いので、たとえ肉体関係がなかったとしても、心の中で自分以外の女性のことを思っていたら、それは立派な「浮気」なのです。



どこから浮気なのかは人それぞれ基準が違う
浮気がどこからなのか、その基準は人によって違います。
キスや肉体関係でNGとする人もいれば、内緒で連絡を取っているだけでも浮気と判断されることもあります。
さらに、男女によっても微妙に浮気かどうかのボーダーは異なります。精神面での結びつきを強く感じていたい女性は、男性に比べて早めに浮気のボーダーを引いている人が多いです。
浮気は法的に罰せられることはありませんが、不貞行為を行った場合は慰謝料を請求される可能性もあるので要注意。たとえ法的に罰せられることはなくても、一度失った信用を取り戻すのは非常に難しいもの。浮気と判断されるような行為は慎んだ方が無難です。


