「援デリとは?危険なの?」
「援デリの特徴は?見分け方が知りたい!」
「援デリに引っかかってしまったらどうすれば良い?」
最近はオンラインの出会いサービスも多く、アプリを使って出会い探しをしている人も多いのではないでしょうか。
そんなオンラインの出会い探しで気をつけなければいけないのが、『援デリ』と呼ばれる業者です。
割り切りの出会いと似ていますが、危険性が高いので引っかかってしまわないように注意しなければいけません。
そこで今回は、
- 援デリとは何か
- 援デリの特徴や見分け方
- 援デリに引っかかってしまった時の対処法
などをご紹介します。
ネットで出会い探しをしている方や援デリに興味がある方などは必見です。

援デリ業者とは
まずは、『援デリ』という言葉を初めて聞いた方のために、援デリとは何かから解説していきます。
援デリとは、一般女性を装ったデリバリーヘルスのようなサービスです。
出会い系サイトなどに潜んでいて、一般女性のフリをして男性にアプローチして、交渉が成立したらデリヘルのように女性を斡旋します。
デリヘルなどの風俗店を営業する際は、必ず公安委員会に届け出をしなければいけないのですが、援デリは無許可で行っている違法サービスです。
利用してしまったからといって捕まるような事はありませんが、危険性は高いので自身で回避しなければいけません。
また、援デリは複数人で運営していて、基本的に交渉は「打ち子」と呼ばれる男性スタッフが担当しています。
女の子は実際に会ってサービスするだけなので、出会いに繋がるような事もなく、プロフィールも別人である場合が大半です。



危険!援デリを利用しない方が良い4つの理由
援デリは無許可の違法サービスで、以下のような様々なリスクがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.病気に感染する可能性が高い
援デリで最も危険なのが、性病などの病気に感染してしまう可能性が高い事です。
一般的な風俗店では常に安全にサービスを提供するために、定期的に性感染検査を行って健康状態をチェックしています。
裸でのサービスという事で病気が感染しやすいため、絶対にしてほしいところですよね。
しかし、援デリ業者は、定期健診を行っていません。
理由は、女性に定期健診を行うとお金がかかるからです。
援デリは違法営業なので、同じ客と関係を持つほど通報されるリスクが高くなります。
そのため、基本的に関係は一度きりなので、わざわざお金をかけて定期健診を行わないのです。



2.児童買春で逮捕される可能性がある
病気の感染と合わせて非常に危険なのが、児童買春で逮捕される可能性がある事です。
一般的な風俗店は、女の子を雇う際に必ず年齢確認を行っています。
もし、18歳未満の女の子を働かせてしまうと、児童買春で逮捕されてしまうからです。
援デリの場合は、そもそも届け出をせずに違法で営業しているため、年齢確認や本人確認などは行っていません。
そのため、18歳未満の風俗で稼ぎたいという女の子が集まりやすいのです。
18歳未満と体の関係を持ってしまうと、「知らなかった」では済まされず、児童買春禁止法違反となり逮捕されてしまう可能性があるので注意が必要です。



3.プロフィールが別人
普段出会いサービスではまず出会えないような美女からメッセージが来れば、男性なら誰でも嬉しくなって返信してしまいますよね。
実はそれは援デリの打ち子がメッセージを送っていて、写真は援デリの女の子とは全く関係ない別人である事が大半です。
(写真はネットの拾い物だったりもするので、画像検索すると引っかかる場合もあります。)
打ち子の話に乗って会う事になっても、やり取りしていた美女が現れる事はありません。
それどころか、正規の風俗店では働けないような断りたくなる女性が来る場合も多いです。



4.高額で質の悪いサービス
援デリの相場は、その地域の風俗や割り切りの比較的高額だと思われる程度(都内であれば2〜2.5万円ほど)である事が多いです。
男性は、「高いお金を払うのだからしっかりサービスしてくれるだろう」と思って会うわけですが、援デリの女の子は満足するサービスをしてくれる事はありません。
理由は簡単で、女の子が貰える報酬が低いからです。
色々な事情から一般的な風俗店では働けない女の子が集まるので、当然一般的な風俗店よりも給料は安くなっています。
また、サービスの指導などもないので、内容も適当で女の子によってバラバラです。
時には、回転率をあげるために男性の要望を無視してできるだけ早く射精させようとしたり、「早くイッて」などと言ってくる場合もあります。



援デリが多く潜んでいる場所
続いて、援デリが出没しやすい注意すべき場所をご紹介します。
以下のサービスには援デリ業者と遭遇しやすいので、十分に注意しましょう。
出会い掲示板
LINEやカカオやスカイプなどの友達募集板や、恋人やセフレ募集などの掲示板には、とても多くの援デリ業者が潜んでいます。
掲示板の多くは登録不要ですぐに書き込みができるため、思い立った時にすぐに募集ができたり匿名性も高いのでとても便利です。
しかし、それは業者にとっても同じで、登録が必要ないので不特定多数に対して何度も募集をかけやすく、手間をかけずに呼び込みしやすくなっています。



出会い系サイト
次に気をつけたいのが、出会い系サイトです。
出会い系サイトの中にも掲示板機能があり、誰でも気軽に不特定多数に募集をする事ができます。
特に出会い系サイトは、セフレや不倫など大人の出会いを求める男性が多いため、女性になりすまして誘惑しようと企む援デリ業者が潜んでいる可能性が高いです。
また、出会い系サイトの中でも無料で使えるものは、管理が行き届いていなかったり完全に放置されている事も多く、業者の巣窟になっている場合も多いです。



SNS
SNSは誰でも自由に好きな事を発信でき、フォローするだけで簡単に繋がる事ができるので、出会いのキッカケにもなりやすいです。
それを悪用して、女性になりすましてセクシーな画像や性的な発言を多く発信して、SNSで男性客を捕まえる援デリ業者もいます。
SNSの多くはメールアドレスで登録が可能なので、効率良く募集するために、複数のアカウントを使って一斉に投稿している場合が多いです。
アカウントは違うのに投稿している内容が同じだったり、プロフィール写真が同じだったりする場合も多いです。
他にも、女性が入らないようなコミュニティーに入っていたり、性的なタグ「#セフレ募集」などを使って募集していたりもします。



援デリの特徴や見分け方
援デリが多く潜んでいる場所が分かったところで、次は具体的にどうやって見分ければ良いかポイントを解説していきます。
援デリ業者は一般の女性ユーザーと比べて異なる点が多いので、その差をチェックすれば見分ける事も十分に可能です。



プロフィールで見分ける
出会い系サイトやSNSは、アカウントを登録してプロフィールを入力できるようになっています。
その内容に以下のような特徴が現れていたら援デリの可能性が高いです。
- 写真が美人でセクシー
- 自己評価がそのままorかなり高い
- 自己PR文が性的で長い
- 相手に求める条件が少ない
- PCからアクセスしている
それぞれ解説していきます。
そもそも援デリは違法で、自分で客引きを行わず打ち子が変わって行う分担制なので、本人の写真を使う事はまずありません。
プロフィール写真はネットから拾ってくる場合が多く、できるだけ美人な女性の写真を使おうとします。
また、男性の注目を集めやすくするために、セクシーな衣装の写真である場合も多かったりします。
これらの写真は本人ではないので、別のアカウントでも使いまわしている事が多く、別人のはずなのに写真だけ同じだったりする事もあります。
援デリはたくさんのアカウントを使って募集しているため、プロフィールを細かく設定しません。
特に出会い系サイトなどの5段階の自己評価は、設定するのが手間なのでそのままである場合が多いです。
また、サイトによって「エッチ度」など性の項目がある場合は、そこだけ満点になっている事もあります。
「職業柄出会いがなく、最近エッチもしてないので欲求不満です。」
「恋人と分かれたばかりなので出会いは求めていませんが、夜寂しいので一緒にいてくれる人いませんか?」
援デリは、このような性的な内容の長文である場合が非常に多いです。
これも男性の気を引くのが目的で、反応してくれた人には金額交渉をして援デリスタートといった流れになっています。
また、これらの自己PR文は毎回それぞれ考えて入力しているのではなく、予め定型文を用意しておいてコピペしているだけなので長文の場合も多いです。
援デリは理想の出会いを探しているのではなく、お金を払ってくれるお客さんを探しています。
そのため、相手に求める条件が非常に幅広い場合が多いです。
年齢指定が18歳から60歳までだったり、容姿も不問だったりなど、出会いを求めているとは思えない条件設定をしています。
援デリの打ち子はアカウントを複数使って、たくさんの人とやり取りしています。
そのため、管理しやすいようにスマホではなくPCからアクセスしている場合が多いです。
相手のアクセス状況が見られないサイトもありますが、一部の出会い系サイトやSNSは相手がアクセスしている端末の種類が見られるものもあります。
PCでアクセスしている全ての女性が援デリというわけではありませんが、上記の項目に当てはまっているPCユーザーは援デリの可能性が高いです。
投稿内容で見分ける
掲示板の募集文やSNSのつぶやきや日記などの投稿内容にも、援デリならではの特徴が現れやすいです。
以下の特徴が見られたら、援デリ業者の可能性が高いので注意しましょう。
- 会うための条件が多い
- 1度きりの関係
- 募集分が長い
それぞれ見ていきましょう。
援デリは仕事で行っていてたくさんの人の相手をしなければいけません。
そのため、時間や場所などの条件が非常に多いです。
「今日の夜19時から21時まで」
「渋谷で会いませんか?」
「新宿にあるホテルに連れてってくれる人」
このような感じで、回転率を上げるために場所を指定してきたり、きっちり何時までと時間が決まっている場合が多いです。
援デリは違法なので、基本的に同じ人と何度も関係を持つ事はありません。
そのため、単発で1度きりの関係を条件に入れている場合が多いです。
また、他にも以下のような文章でアプローチしてくる場合もあります。
「セフレが欲しいけど信用できる人がいいから、最初だけホ別2でお願い」
これは援デリの常とう文句で、最初の1回だけ援助してほしいという提案をしてきます。
当然2回目はなく、1回目の募集に反応してもらいやすくするのが目的です。
援デリの掲示板の募集文はとても長いです。
これも自己PR文などと同じで、コピペによる使い回しが原因です。
何度も投稿していて、援デリだと分かれば削除されてしまうので、毎回考えたりはせず用意された定型文をコピペしている場合が多いです。
また、募集する際に画像を貼れる掲示板だと、セクシーな画像を貼って注目を集めようとしている場合も多かったりします。
メッセージの内容で見分ける
プロフィールや募集文よりも、はっきり特徴が現れるのがメッセージです。
一般の女性ユーザーとは目的が異なるので、メッセージのやり取りでは以下のように援デリの特徴が現れやすいです。
- 条件提示が早い
- 一方的なメッセージ
それぞれ見ていきましょう。
割り切りの出会いでも条件提示はありますが、余計なやり取りを省いて効率良く募集するため、提示するタイミングは援デリの方がかなり早いです。
割り切りは女性一人なので、まずは相手が安全かどうかをメッセージをしながら確認します。
それに対して援デリは大人数で運営していて、やり取りしているのも本人ではないので、安全かどうかチェックせずにすぐに交渉に入ります。
援デリのメッセージでのもう一つ大きな特徴が、一方的なメッセージです。
援デリは個人ではなく複数人が分担しているので、融通がききません。
値段交渉に応じてもらえる事も少ないですし、待ち合わせも女性の待機場所の近くが好ましいので、相手が指定してきます。
回転率を上げたいので場所や時間の変更はできず、相手が提示する条件に「はい」か「いいえ」で応えるようなやり取りが多いです。
安全に大人の出会いを探すコツ
援デリと割り切りなどの大人の出会いは似ているため、いざ探そうと思うと援デリに引っかかってしまいやすいです。
そのような時は、以下のポイントを押さえておくと安全に出会えるのでおすすめです。



待ち合わせ場所を自分で決める
援デリは、打ち子がアポイントを取ったら、空いている女の子を所定の場所に向かわせます。
その際、女の子の待機場所から遠いと効率が悪くなってしまうので、待機場所から近い駅などを指定してくる場合が非常に多いです。
回転率を上げるために、指示があったらすぐに出られるようにホテル街の近くに待機させていたりもします。
ですので、基本的に援デリは女性側が待ち合わせ場所を指定してきて、あなたは変更ができません。
怪しいと感じたら別の場所を提案してみて、断られるようなら援デリの可能性が高いです。
服装を教えてもらう
待ち合わせ場所と合わせてチェックしたいのが、待ち合わせに来る服装です。
援デリは打ち子が客引きをしていて、アポイントが取れたら空いている女の子を向かわせるといった流れになっています。
そのため、その時誰が空いているかは分からないので、待ち合わせに着てくる服装を教える事ができません。
会う時の服装を聞くのは一般的な事ですし、もし本人がやり取りをしていれば何を着ていくかは確実に分かるはずです。
それでも教えられない場合は、援デリである可能性が非常に高いです。
デートをする
援デリ回避のもう一つのポイントは、直接ホテルに行かずにデートをする事です。
援デリはホテルでセックスをして報酬を貰う事だけが目的なので、食事をしたり買い物したりなどのデートをする事はありません。
回転率重視なので、すぐにホテルに行ってエッチをして、終わったらすぐに待機場所に帰ります。
そのため、「ご飯を奢るんで、一緒に食事してからホテルに行きませんか?」などと提案すると、簡単に見分けられたりもします。
援デリに引っかかった時の対処法
最後に、援デリに引っかかってしまった時にどうすれば良いかの対処法をご紹介します。
積極的に出会いを探していれば、注意していても引っかかってしまう可能性もあります。
もし、援デリに引っかかってしまったら、焦らず落ち着いて以下を参考に対処しましょう。
メッセージの相手が援デリだった時
メッセージの相手が援デリだと感じた時は、以下の方法で対応しましょう。
メッセージでやり取りをしている時に、「なんとなく怪しいかも」と感じたら、この記事で紹介している援デリの特徴や見分け方をチェックしてみましょう。
当てはまるポイントが多ければ多いほど、援デリの可能性が高いので注意しましょう。
援デリの特徴や見分け方で援デリの可能性がありそうな場合は、サイトのブロックやブラックリスト機能を使って連絡を断つようにしましょう。
一度気のある態度を示した相手には何度もメッセージする事が多いので、無視するのではなくブロックしてしまう方が安全です。
援デリの特徴にも当てはまっていて、更に具体的に金額などの条件も提示してきた場合は、使っているサービスのサポートセンターに通報して対応してもらいましょう。
通報して確認が取れると、アカウントの利用停止などの処分を行ってくれます。
デートの相手が援デリだった時
デートの相手が援デリだと分かった時は、以下の方法で対応しましょう。
援デリは会ってから断る事が難しく、逃げようとしても大声で呼ばれたり、送迎役のドライバーを呼ぶ場合もあります。
ですので、写真と全く別人が現れた時は、「話が違う」などと断るのではなく、「人違いです」と別人を装うのが無難です。
デート中に援デリだと分かった時は、とにかくその場から離れましょう。
連絡先などが知られていると、その後しつこく連絡してくる場合もありますが、そのような時は弁護士や警察に相談するのがおすすめです。
その際、メッセージなどは証拠になるので消さずに残しておくようにしましょう。
援デリの特徴を知って上手く回避しよう!
以上、援デリとは何かから、援デリの見分け方や対処法などを紹介してきました。
対面せずに出会えるオンラインの出会い探しは手軽で便利ですが、その分、援デリのような危険性の高い業者が潜んでいる可能性もあります。
ただ、援デリは一般ユーザーと違う目的で出会いを探しているので、特徴や違和感が現れやすく、知っていれば見分ける事は難しくありません。
上手に援デリを回避できればその分目的の出会いを見つけやすくもなるので、是非この記事を参考に安心して安全に出会いを探してみて下さい。