人が気にしていることをわざわざ言ってきたり、プライベートについて根掘り葉掘り聞いてきたり・・・。
「なんでそんなことを言うの?」と理解できず悩んだ経験がある方もいるのではないでしょうか。
デリカシーってどういう意味?
デリケートには「繊細な」「配慮がある」などといった意味があります。そのため、デリカシーがないという言葉は「繊細さがない」「配慮がない」といった意味になり、気配りや配慮ができない人のことを「デリカシーのない人」とあらわします。
デリカシーがないという言葉は、ネガティブな意味で使われることがほとんど。同じ意味合いとして、「無神経な」「無頓着な」などの言葉があげられます。
デリカシーがない男性の7つの特徴
デリカシーがないという言葉はよく耳にするかもしれませんが、実際どのような人のことを指すのかはっきりわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、デリカシーがない男に見られる7つの特徴をご紹介します。
人が気にしていることを平気で口にする
デリカシーがない男は、人が気にしていることを平気で口にする傾向があります。
「ちょっと老けたよね」
「結婚しないの?」
など、思ったことをすぐ口に出してしまうタイプ。
相手の立場に立って物事を考えられないので、「これを言ったら相手がどう感じるか?」を想像できません。
タチが悪いのは、コミュニケーションの一環としてデリカシーのない発言をしている可能性が高いということ。
自分の考えが全て正しいと思っている
デリカシーのない男性の中には、自分の考えが全て正しいと思っている人が多いです。
「そんな給料で不安にならない?」
「ずっと賃貸住まいなんて信じられない」
自分の考えが全ての基準なので、決めつけや押しつけの発言が多くなってしまいます。
たとえ本人が良いと思っていることにでも、「自分はこうだから、相手もこう感じているはず」という前提の言動をするため、周りの人から反感を買うことが多いでしょう。
人の悪口や噂話を平気でする
デリカシーがない男の中には、人の悪口や噂話を平気でする人もいます。
口を開けば不満ばかり言ったり、陰であることないこと言ったりします。中には、目の前にいる人の悪口を言うケースもあるでしょう。
悪口や噂話を聞いて人はどう思うか、迷惑しないかなど考えることができません。周りへの配慮ができないので、デリカシーのない男性と思われても仕方ないでしょう。
プライベートを詮索してくる
相手のプライベートを詮索してくる人も、デリカシーがないといえます。
「今まで何人の人と付き合ったの?」
ある程度親密になっていればOKとすることもありますが、出会って間もない頃であればデリカシーがないと思われても仕方ありません。
デリカシーのない男は、人の心の内側にどんどん踏み込んで来ようとします。
場の空気が読めない
デリカシーのない男は、基本的に場の空気を読めません。
- 真面目な場で冗談を言う
- 合コンの場で平気で下ネタを言う
このような場の空気を読めない言動は、周りをドン引きさせてしまいます。
そもそもデリカシーのない男には、空気を読むという感覚がありません。その場でして良いこと、悪いことの区別がついていないことも多いです。
弱い立場の相手に優越を感じる
デリカシーがない男は、自分よりも弱い立場の相手に優越を感じることも多いです。
「この仕事まだ終わらないの?」
相手の気持ちを考えることがなく、人を見下すような言動をする人はデリカシーがないと言ってもいいでしょう。
自分が優越感に浸りたいがためにデリカシーのない発言をするケースも少なくありません。
自慢が多く人の話を聞かない
聞いてもいないのに自慢話ばかりする、話しても全然人の話を聞いていない男性は、デリカシーがないといえるでしょう。
このタイプの男性は、会話をして相手を楽しませるという気持は全くありません。そのため、相手の話を聞くこともなく、周りが興味のない自慢話を延々と続けます。
どちらも自己中心的な性格が原因となっているもの。承認欲求が強く、いつも自分が話題の中心にいないと気が済みません。
デリカシーがない男性の8つの心理
デリカシーがない男性の特徴をご紹介しましたが、一体どうしてそのような行動を取ってしまうのでしょうか
ここでは、デリカシーがない男性の8つの心理をご紹介します。
相手のためだと思っている
デリカシーがない男は、その言動が相手のためだと思っていることが多いです。
「最近太ったんじゃない?」と言われても、実際は大きなお世話にすぎません。しかし、言った本人に悪気は一切なく、むしろ「はっきり言ってあげた方が相手のため」とまで思ってしまうでしょう。
デリカシーがないゆえに、言われたことに対して相手が困惑していることにも気付きません。
むしろ、周囲に対して「どうして言ってあげないんだろう」とまで思う始末。
そもそも失礼なことに気付いていない
デリカシーがない男は、そもそもどのような行為が失礼に当たるかをわかっていません。
場の空気が読めないタイプの男性に多いパターンで、何が悪いかを自覚していないため、真剣に向き合っても話が通じません。
たとえそのことを指摘しても、「どこが悪いの?」と反応されることがほとんど。無自覚であるからこそ、真剣に向き合うと痛い目にあうので注意が必要です。
マウントを取りたい
デリカシーのない男の中には、マウントを取りたがる人もいます。
「そんなことも知らないの?」と見下すような言動を取り、相手よりも自分の立場の方が上であることをアピールしたがります。
こうした行動を取るのは、心に余裕がないから。特に初対面の人にデリカシーのない発言をしてマウンティングを取る場合、自分の立場を守ろうとしていることが多いです。
プライドが高い
プライドが高い男性は、デリカシーがない行動を取りがちです。
実際、男性は繊細な心の人が多いもの。「こんなことで?」と思うような些細なことでも、プライドが傷つく男性は少なくありません。
突然男性がデリカシーのない行動を取る時は、プライドを傷つけてしまった可能性があります。自分を守るために、無意識のうちにデリカシーのない行動を取ってしまっていることも。
自分の弱さを隠したい
精神的に不安定な男性は、自分の弱いところを隠したいという気持から攻撃的になり、デリカシーのない男になってしまうこともあります。
このようなタイプの男性は、元々はデリカシーのない男ではなかったことがほとんど。仕事やプライベートなどで大きなストレスがあり、急にデリカシーがなくなったタイプです。
そもそも男性は弱っている部分を他人に見せたくないもの。それを隠すために、必要以上に攻撃的になってしまうのでしょう。
他人を思いやることができない
デリカシーのない男性には、他人を思いやることができない人が多いです。
想像力が欠けていることもあり、自分の言動によって相手がどう思うのかを全く考えられません。そのため、思ったこともオブラートに包むことなく、ストレートに相手に伝えてしまいます。
このタイプの男性は、そもそも他人を思いやる心を持っていないことがほとんど。相手を傷つけていることに気付かないことも少なくありません。
思ったことを口に出さずにいられない
デリカシーがない男は、周りのことはあまり気にしません。
「これを言ったら雰囲気が悪くなる」「相手はどう受け取るだろう」と考える前に、思ったことが口から出てしまうタイプ。
人間らしさはあるものの、場の空気の読めない言動がデリカシーのない男となってしまうのでしょう。
不快に思うこともあるかもしれませんが、相手は何も考えていないので特に意味のないことがほとんど。
負けず嫌いな性格
負けず嫌いの男性は、急にデリカシーのない男に豹変することがあります。
普段は人当たりの良い性格でも、自分が負けたくない部分に触れられるとデリカシーのない言動を取ってしまいます。あまりの変わりざまに驚かされることも。
このタイプの男性は、一度スイッチが入ってしまうと、どうすることもできません。心が落ち着くのを待つしかないでしょう。
そもそも負けず嫌いの男性は、人に認められたい気持ちが人一倍強いです。
デリカシーがない男性へ上手な対応4つ
デリカシーのない男とは、どう接すればいいのかわからないという方も多いはず。
上手く付き合っていかないと、嫌な思いをすることになりかねません。
そこで、デリカシーがない男性への上手な対応4つをご紹介します。
適当に受け流す
デリカシーがない男の言動には、深い意味のないことがほとんどです。
まともに聞いていてはストレスがたまる一方なので、笑って適当に受け流すのがおすすめの対応方法です。
そもそもデリカシーのない男は、相手の気持ちを読むことが苦手。スルーしても傷つくことはないので、真剣に取り合わなくても大丈夫です。
自分の話をしすぎない
デリカシーがない男には、自分の話をしすぎないようにしましょう。
嫌な思いをしないためにも、きちんと線引きをして適当な距離を保つことが大切です。親しくなればなるほどズケズケと踏み込んできて、デリカシーのなさを発揮するはず。
適当な距離感を保つために、あまり自分の話をし過ぎないようにしましょう。距離感を縮められないよう、必要以上の情報を相手に与えないことがポイントです。
なるべく関わらない
デリカシーのない男とは、なるべく関わらないようにするのも1つの方法です。
自分自身が相手にストレスを与えているとは、デリカシーのない男は1ミリも思ってもいません。そのため関わると言われたくないことを言われたり、プライベートなことを詮索されたりと嫌な思いをすることに。
関わりが深くなればなるほどストレスも一層感じます。そのため、距離をおいてなるべく関わらないようにするのが得策です。
相手を理解しようとしない
デリカシーのない男を理解しようとするのは、正直時間の無駄です。
真面目な人ほど相手を理解しようと努めますが、デリカシーのない男は、そもそも自分自身デリカシーがないことに気付いていません。
どれだけ相手を理解しようと思っても、疲弊するだけ。「変わってくれるかも」と相手に期待するのは、ストレスになるだけです。
デリカシーがない男性を直す4つの方法
デリカシーのない男と距離を置ければいいですが、身近な人の場合なかなか難しいもの。中には「デリカシーがない男性をどうにか変えたい!」と思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、デリカシーがない男性を直す4つの方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
相手にその都度指摘する
デリカシーがない男は、自分がデリカシーのない言動をしていることに気付いていません。
デリカシーがない言動を自覚してもらうためにも、相手にその都度指摘するようにしましょう。
「その言葉で傷ついたんだよ」
注意点として、デリカシーがないと感じたその時に相手に伝えること。時間がたってしまうと、当人はそのこと自体を忘れてしまう可能性が高いです。
話し合い自分の思いを伝える
デリカシーがない男を改善させるためには、何度も話し合い、自分の思いを伝えることが大切です。
元々コミュニケーション能力が低く、相手の気持ちを察することができないのがデリカシーのない男。日頃からたくさん話をするようにすれば、コミュニケーション能力も上がり、相手の気持ちもわかるようになります。
また、「自分がされたくないこと」「不快に思うこと」をその都度伝えるのはもちろん、相手の気持ちにも耳を傾けるのがポイント。
お願いしたいことは具体的に説明する
お話したように、デリカシーがない男は相手の気持ちを察することができません。
「言わなくてもわかってほしい」と思っても、それができないのがデリカシーのない男の現実です。自分の都合だけで行動するため、こちらの要望は無視され続け、ストレスがたまってしまいます。
自分の思う通りに行動してほしいときは、具体的に説明するようにしましょう。
自分では理解できなくても、人から言われることで気付くこともあります。
時には諦めることも必要
相手に変わって欲しいと思っても、正直性格は簡単に変わるものではありません。
どれだけ改善してほしくても変わることがなければ、時には諦めることも必要。相手に改善を求めるのではなく、自分が相手を許容できるか考えてみてください。
デリカシーがないことも「個性」と捉えることができれば、自分が持つ相手への気持ちも大きく変わってきます。もし許容できるものでないと感じるのであれば、諦めて距離を取ることも1つの方法です。
デリカシーがない男と上手に付き合いストレスを溜めないようにしよう!
身近にいる人にデリカシーがないと、ストレスがたまりますよね。特に彼氏がデリカシーのない男の場合、何とか変わって欲しいと思うはずです。
デリカシーがない言動を取ってしまう理由はさまざまですが、対策を取ることで改善は期待できます。コミュニケーションを積極的に取り、その都度自分の気持ちをストレートに伝えることが大切です。
ただし、性格はそう簡単に変わるものではありません。