



お互いに何も告げず、交際が終わってしまう「自然消滅」という別れ方。
はっきりとした別れ話がないので、付き合っているのか自然消滅したのか分からないという方も多いのではないでしょうか。



恋愛における自然消滅とは?
自然消滅とは、付き合っているカップルがお互いに「別れよう」と意志確認し合わないまま、関係が終わってしまうことを言います。
一般的に交際する時は、「付き合おう」という合意のもとに始まり、どちらかまたは双方の「別れよう」という意志表示をもって終わります。
自然消滅は「別れよう」という意志表示のないまま関係が終わってしまうため、別れ話をする必要もなくトラブルは避けられますが、「別れたかどうかわからない」と悩む人も。
中には、片方が「別れた」という認識なのに、もう片方は「まだ付き合っている」と認識にズレが生じる可能性もあります。



音信普通で自然消滅になる期間の基準
音信不通がどれくらい続くと自然消滅になるかという判断は、2人の付き合い方によっても違います。
毎日LINEや電話でやり取りしていた、頻繁にデートしていたというカップルは、数週間連絡が取れないと自然消滅を疑ってもいいでしょう。
また、お互いに忙しくマメに連絡を取っていない、月に1回程度しか会えないというカップルは、1ヶ月間音沙汰がなくても大丈夫なケースもあります。
いずれにしても、急に連絡が取れなくなったからといってすぐに自然消滅と決めつけないようにすることが大切です。
普段の状態と比べて「何かがおかしい」と思えるところが事前になかったか、もう一度考えてみましょう。
迷ったら、1ヶ月を基準として自然消滅かどうか判断してください。



自然消滅する6つの理由
自然消滅してしまうカップルには、一体どのような理由があるのでしょうか。
ここでは理由として多く見られる6つの自然消滅の理由についてご紹介します。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
他に好きな人ができた
他に好きな人ができた時、自然消滅するケースも多いです。
お互いの関係がマンネリ化し、近くにドキドキを実感できるような相手があらわれると、そちらに気持ちがうつってしまうことがあります。新しい恋に夢中になるばかり、恋人への連絡もついつい面倒になってしまい、気がついたら自然消滅することも。



仕事やプライベートが忙しい
仕事やプライベートが忙しい人も、自然消滅することが多いです。
恋人のことは特に嫌いではないものの、仕事やプライベートが忙しく、両立するのが難しいと考える人も少なくありません。その結果、会うことや連絡することが難しく、連絡が途絶えてしまうことも。
また、一方が忙しそうにしていると「相手に迷惑だから連絡しないでおこう」と遠慮してしまいがち。



遠距離恋愛になった
遠距離恋愛をしていると、お互いに会う時間が限られてしまいます。
その分よりコミュニケーションを取らなければなりませんが、直接顔を見て話すことができないので、どうしても寂しい気持ちも強くなりがちです。
相手の状況が分からないので、気軽に「会いたい」「電話で話そう」と言いづらく、連絡する頻度が減っていつの間にか自然消滅となってしまうことも。



「別れたい」と切り出せない
恋人に「別れたい」と切り出せなかった結果、自然消滅になるケースもあります。
別れる時はお互いにどうしても嫌な気持ちになるもの。「別れ話をしたら修羅場になりそう」「相手が悲しむ顔を見たくない」などと言った理由から別れ話をせず、あえて音信不通となって遠ざける人も。
相手からすると、きちんと別れを告げられてけじめをつけたいもの。



派手に喧嘩をしてしまった
派手に喧嘩をしてしまった後、自然消滅になることも少なくありません。
喧嘩自体は付き合っていればよくある当たり前のこと。しかし、あまりにも派手に喧嘩をしてしまうと修復も難しくなってしまいます。特に喧嘩の原因が相手にある時は、連絡する気すら起こらないでしょう。
しかし、時間が経つと修復は難しくなります。



信頼関係が崩れる行為があった
信頼関係が崩れるような出来事があったときも、自然消滅することが多いです。
例えば、浮気をした、大きな嘘をついたなど相手を傷つけるような行為をすると、信頼関係が崩れてしまいます。「別れ話をするためにすら会いたくない」「顔も見たくない」とそのまま連絡を取らなくなり、自然消滅するケースも。



自然消滅しやすいカップルの3つの特徴
カップルが別れる時、必ず自然消滅するとは限りません。それでは、一体どのようなカップルが自然消滅しやすいのでしょうか?
そこで、自然消滅しやすいカップルの3つの特徴をご紹介します。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
どちらも積極的ではない
お互いに積極的ではないカップルの場合、他のカップルに比べて自然消滅しやすいです。
デートを計画する時も、「どこでもいいよ」「何でもいいよ」のようにお互いに受け身なカップルであればあるほど、本当に一緒にいたいのか、恋愛を楽しんでいるのか、お互い相手の本心がわかりにくいもの。恋愛への期待も持てなくなってしまいがちです。



コミュニケーションが足りない
コミュニケーションが不足しているカップルも、自然消滅しやすい傾向があります。
「最近相手と会っていない」「連絡はするけど話すことがない」などコミュニケーションが足りない時、相手の考えていることも分からなくなってしまいます。お互い意思疎通ができないと、言いたいことを言えずにモヤモヤと不満もつのることに。
本音が言えないと、一緒にいるだけでイライラするもの。



恋愛以外に夢中になれるものがある
恋愛以外に夢中になれるものがある場合、自然消滅もしやすくなります。
仕事、趣味、勉強など他に夢中になることがある人は、恋人と一緒にいない時間も充実して過ごせるため「寂しい」と思うことが少ないです。学生のように恋愛に夢中になる余裕があればいいですが、社会人は元々自由な時間が少ないので、つい恋人のことをないがしろにしがち。



自然消滅しそうなときの最後のLINE(ライン)の特徴
一定期間連絡が来なくても、「自然消滅」と判断するのは難しいもの。しかし、自然消滅かどうかは最後のLINEからも見分けることができます。
そこで、自然消滅の可能性が高い最後のLINEの特徴をご紹介します。
それぞれの特徴について詳しく見てきましょう。
喧嘩したままメッセージが終わっている
LINEの最後のメッセージが喧嘩したまま終わっている場合、自然消滅となる可能性が高いです。
もし、これからもお付き合いを続けたいと思うなら、喧嘩をした後は何かしらのアクションを起こすもの。「これ以上話しても無駄」と思う場合、そのまま返信せずに自然消滅にさせる男性も少なくありません。



「ごめんね」と謝罪のメッセージが送られてきた
最後に送られてきたLINEが「ごめんね」など謝罪のメッセージの場合も、自然消滅の可能性が高いです。
相手を傷つけたくない、上手く伝えることができないなど理由はそれぞれ違いますが、「別れたい」とストレートに言えないという点では同じ。「ごめんね」という謝罪で終えることで、相手に察してほしいといった気持ちもあるのでしょう。



相手を責める内容で終わっている
最後のラインが相手を責めるような内容で終わっている場合も、自然消滅の可能性が高いです。
一方的に責められることで、相手も「もう気持ちが冷めてしまったんだな」と感じてしまうことも。さらに、最後のラインから時間が経ってしまうとその気持ちは余計に強くなり、「別れたいのかも」と解釈してそのまま自然消滅してしまうでしょう。
また、すぐに喧嘩になるような相手と一緒にいると、それだけで疲れてしまうもの。



何度LINEしても未読スルー
何度ラインをしても未読スルーされる場合、自然消滅の可能性はとても高いと言えます。
メッセージを送っても返信がないどころか既読もつかないときは、故意に無視をしているか、既にLINEがブロックされていることも。いずれにしても、「話すつもりはない」という強い意志表示です。



自然消滅をわざと狙う3つの男性心理
付き合っているのか別れているのか、はっきりしない自然消滅。しかし、男性の中にはあえて自然消滅をさせようとする男性もいます。
そこで、自然消滅をわざと狙う男性心理3つをご紹介します。
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
別れ話をするのが面倒
男性の中には、別れ話をするのが面倒という理由で自然消滅を狙う人もいます。
自分の都合で別れたいのに、あれこれ理由を尋ねられるのがイヤ。「責められるのも嫌」「泣かれるのも嫌」など、とにかく修羅場を避けたいがために自然消滅を狙っています。
このタイプの男性は、何でも手短に済ませようとする癖があります。



つながりを残しておきたい
つながりを残しておきたいために、あえて自然消滅の形を狙う男性もいます。
「恋愛感情はもうないけれど、完全に縁を切るのはもったいない」という自分勝手な理由で、決定的な別れ話を避ける男性もいます。気が向いたらいつでも復縁できる状態にしておくために、あえて自然消滅を狙うのです。
とても身勝手な理由で、女性としては大迷惑。



お互いにつらい思いをしたくない
別れ話はお互いつらい思いをするもの。
別れを切り出して彼女を悲しませたくない、自分も悲しい思いをしたくない、そんな身勝手な理由から自然消滅を狙う男性もいます。そのような男性は、優しいのではなく、ただ単に気が弱いだけです。
「お互いに傷つく位なら」と気を遣っているように見えますが、見当違い。



自然消滅を防ぐ3つの方法
恋人との自然消滅を防ぐためには、一体どうすればいいのでしょうか?
ここでは、自然消滅を防ぐ3つの方法をご紹介します。
それぞれの方法について詳しく解説します。
コミュニケーションをまめに取る
自然消滅を避けるためには、コミュニケーションをまめに取るようにしましょう。
たとえ会える頻度が少なかったとしても、他愛のない会話で良いのでできるだけ毎日LINEや電話で連絡を取るのがベター。仕事で忙しい人、どんなメッセージを送ればいいかわからない人は、「おはよう」「おやすみ」など挨拶程度のものでも大丈夫です。
相手との関係が慣れてくると、コミュニケーションもおろそかになりがち。
連絡頻度が少ないことに慣れてしまうと自然消滅にもつながります。



喧嘩した後のルールを決めておく
喧嘩をきっかけにして自然消滅するカップルは少なくありません。そのため、喧嘩をした後のルールをお互いに決めておくのもいいでしょう。
- 喧嘩をしてもLINEは無視しない
- できるだけ早く仲直りする
- 「ごめん」が言えない時は手をつなぐ
お互いが頭にくると引くに引けない状態になってしまうことも。



言いたいことを言える関係を目指す
自然消滅を避けるためには、言いたいことを言える関係を目指しましょう。
相手に気を遣って言いたいことを我慢していると、不満が蓄積されかねません。
言いたいことを言い合えれば喧嘩もするかもしれませんが、お互いすぐに謝ることができ、自然消滅も防げます。お互いに気持ちを言い合えることで、2人で問題も解決していけるはず。



自然消滅から復縁する4つの方法
自然消滅をしてしまっても、「本当は好きだった」「別れたくなかった」と後悔する人も多いでしょう。
そこで、自然消滅から復縁する4つの方法をご紹介します。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
自然消滅した原因を考える
やりなおしたいと連絡をする前に、まずは自然消滅した原因を考えましょう。
自然消滅した理由を考え、自分に思い当たる点があるなら、それを改善できなければ復縁自体が難しいです。「なんで連絡くれないの?」と一方的に怒るのではなく、まずは自分と向き合ってみることが大切です。



しばらく冷却期間を置く
自然消滅した相手と復縁したいなら、しばらく冷却期間を置く方がいいでしょう。
復縁したいからとすぐにラインを送ったり、会いに行ったりするのは逆効果。かえって関係がこじれてしまう可能性もあります。
「今は冷却期間」と考えて、しばらく連絡を取らないようにしましょう。



LINEを送る時は何気ない会話から
自然消滅した相手と連絡を取る時は、いきなり「復縁したい」と本題に入るのはNGです。
最初は「久しぶり!元気?」など、何気ない会話から始めるのがおすすめです。
自然消滅した場合、お互い気まずく感じていることがほとんど。そのため、何気ない会話からスタートすると、近づきやすくなります。



再開できたら自分の気持ちを伝える
電話やLINEでのやり取りが続くと「会って直接話したい」と思うもの。
自分から誘いたくなるかもしれませんが、焦るのはNG。相手の方から誘われないということは、まだ復縁の段階まで到達していない可能性が高いです。
自然消滅から復縁するカップルは、相手からデートに誘われているケースがほとんどです。デートに誘われないうちは、焦らずに彼との距離を縮めるよう努力しましょう。



しっかりと対策をして自然消滅を回避しよう!
どれだけ仲の良いカップルでも、自然消滅する可能性はあります。
自然消滅となる期間の基準はカップルによっても異なりますが、おおむね1か月全く連絡がないと自然消滅と見なしてもよいでしょう。
せめて別れの言葉があれば、気持ちも切り替えやすいもの。モヤモヤも続くので、「別れることになってもスッキリさせたい」という人は早めに連絡をしてみましょう。また、自然消滅から復縁したい人は、一旦時間をおいてみるのも1つの方法です。


