好きな人に告白した時、「好きだけど付き合いたくない」と言われたらショックですよね。
好意を持っていないなら仕方ありませんが、好きなのに付き合えないと言われると納得するのも難しいもの。
この気持ちの裏には、どのような心理が隠れているのでしょうか?
「好きだけど付き合いたくない」ってどういう状態?
「好きだけど付き合いたくない」とは、単純に相手に好意はあるものの、恋愛関係に発展させるには躊躇する状況をあらわしています。
普通であれば好きな人と付き合いたいと思うものですが、そう思えないのは何かしらの理由があるということ。その裏には複雑な感情が隠れていることがほとんどです。
またこの感情は、男女によっても心情に違いがあります。
男性は、仕事などの優先度の違いや恋愛に対する不安、自己評価の低さが関係していることが多いです。一方、女性は経済状況など相手に対する不安、キャリアや趣味に対する優先度の高さから、このような心理状況に置かれる可能性が高いです。
好きだけど付き合いたくない女性の8つの心理
お話したように、相手を好きであれば普通は付き合いたいと考えるものですが、そう思えないのは心に複雑な感情を抱えているからです。
そこで、好きなのに付き合いたくないと考える女性の心理8つをご紹介します。
恋愛よりも優先したいことがある
恋愛よりも優先したいことがある時、好きだけど付き合いたくない気持ちになることがあります。
- 仕事が忙しくてプライベートの時間が取れない
- 友達との遊びを優先させたい
- 趣味に時間を費やしたい
今は恋愛に割く時間がない、恋愛以外のことに没頭したいと考えているため、好きだからといって無理に付き合う必要はないと感じます。現状維持でも十分満足できているのでしょう。
性格が合わなそうだから
相手を見た目で好きになったけど、性格が合わなそうだから恋愛対象には思えない人という人もいます。
たとえば、「アウトドア好きなのに、相手はインドア派」「食べ物の好みが合わない」など、友人としてなら問題なくても、付き合うとなると難しいと考える人も少なくありません。
たとえ付き合ったとしても、どちらかが無理をしてストレスを抱えてしまう結果になりかねないからです。
過去の恋愛にトラウマがある
過去の恋愛にトラウマがある場合も、好きだけど付き合いたくないと考えるケースの1つです。
元カレに酷い振られ方をした後や、過去に「もうこんな思いをしたくない」と思うほどの大きな失恋をした場合、たとえ相手を好きでも「付き合いたくない」という気持になりやすいです。
トラウマは簡単に消えるものではありません。
他にも気になる人がいる
好きな男性の他にも気になる人がいる場合、好きだけど付き合いたくないという気持が生まれることがあります。
実際、相手に「他にも気になる人がいる」と言うと関係が終わる可能性もあります。
告白してくれた相手をキープしながら気になる男性にアプローチし、どちらの男性を選ぶべきか決めたいというのが正直な気持ちでしょう。
男性が経済的に不安定だから
経済的に不安定な男性は、好きだけど付き合いたくないと思う女性も少なくありません。
フリーターや無職であったり、起業したばかりだったりなど経済的に不安定だと、たとえ相手を好きな気持ちがあっても、交際に発展することにためらう女性は多いです。
特に結婚適齢期の女性は、交際の延長線上に結婚を考えていることもあり、男性の経済力にはシビア。
結婚相手として考えられない
結婚を意識する年齢になってくると、結婚相手として考えられない相手とは好きだけど付き合いたくないと考えることも多いです。
10代や20代前半であれば、好きという気持だけで付き合うこともできますが、結婚を考えると考え方は変わるもの。
価値観が合うか、相手の家庭環境や勤め先などもチェックするようになります。結婚相手として少しでも心配な部分がある人は、恋愛対象から外れてしまうでしょう。
年の差が気になってしまう
好きな相手との年の差が気になって、好きだけど付き合いたくないと考える人もいます。
男性が自分よりもずっと年上、またはずっと年下の場合、好きという気持があっても交際が上手く続けられるかが不安になるもの。
価値観が違うだけでなく、親子のような関係性になってしまうのではと及び腰になるでしょう。
異性として好きなのかわからない
相手のことを好きでも、その好きが異性として好きなのかわからず、好きだけど付き合いたくないと思う人もいます。
「顔がタイプ」「一緒にいて楽しい」からといって、相手を恋愛対象に見るとは限りません。
彼のことが好きだけれど、友達として好きなのか、異性として好きなのかハッキリわからないと付き合うという決断ができないことも。楽しいから、気が合うから付き合ってみようとはならないのです。
好きだけど付き合いたくない男性の8つの心理
男性と女性とでは、相手を好きだけど付き合いたくないと考えるケースが若干異なります。
ここでは、好きなのに付き合いたくないと考える男性の心理8つをご紹介します。
自分では釣り合わないと思っている
相手を好きでも、自分では釣り合わないと思うと、好きだけど付き合いたくないと思うこともあります。
高嶺の花のような女性や、自分よりも仕事ができるような女性に言い寄られると、「自分が彼女の恋人になるなんて不釣り合い」と勝手に思い込み、相手に好意を持っても恋人関係にはなりたくないと考えます。
また、完璧な女性を目の前にすると、「自分が守ってあげる必要はない」とも思いがち。
付き合うほど好きかわからない
好きだけど付き合いたくないと思う男性の中には、相手を付き合うほど好きなのかわからないという人もいます。
「好き」と一言であらわしても、その形はさまざま。
可愛くて性格もいいから「好き」という気持はあるけど、付き合う決め手に欠ける、気持ちの盛り上がりに欠けるなどといった場合、付き合わなくてもいいと選択する男性は多いもの。曖昧な関係でもいいと思ってしまいます。
忙しくて恋愛をする時間がない
忙しくて恋愛をする時間がないから、好きだけど付き合いたくないというパターンもあります。
仕事や趣味で忙しい日々を送っていると、たとえ恋人を作ってもデートをする時間すらありません。せっかく付き合っても会えないのなら、付き合っている意味がないと考えてしまいます。
相手に寂しい思いをさせるくらいなら、付き合わないほうが良いと思っているのです。
また、恋愛に対する優先順位が低い人にもよく見られる心理状態。
今のちょうどいい関係を続けたい
好きではあるけど今のちょうどいい関係を続けたい時、付き合いたくないと思う男性もいます。
縛られることや束縛されることを嫌がる男性の場合、付き合うことで自由がなくなるくらいなら、相手のことを好きでも今のままの関係の方がいいと考えがち。
また、友人としていい関係を築いている場合も、別れてしまうと元の友人関係に戻るのは難しくなるため、関係を壊すくらいなら付き合いたくないと思うこともあります。
価値観が違いすぎる
相手に好意があっても、価値観が違いすぎると付き合いたくないと感じる男性は多いです。
金銭感覚にズレがある、生活習慣が合わないなど、価値観が違う相手とは友達として付き合うなら特に問題ありませんが、恋人ともなるとどうしても気になるもの。大きなストレスになる可能性があります。
そのため、相手に好意があっても違和感をおぼえたら、断る男性は少なくありません。
まだ結婚する気にならない
自分はまだ結婚する気にならない時、好きだけど付き合いたくないと思う男性もいます。
女性が結婚適齢期に差し掛かっている場合や、結婚願望が強い相手の場合、告白されても簡単に付き合うことはできません。
このような場合、付き合い始めると結婚話も自然と出てくる可能性が高いもの。
結婚は人生において重要なことなので、簡単に決めることはできません。
遠距離恋愛になるのが嫌
好きだけど付き合いたくない理由として、遠距離恋愛になるのが嫌という理由もあります。
就職で遠距離恋愛になる時、また仕事で転勤する可能性がある時、相手の女性をどれだけ好きでも「付き合う」という選択をしない男性は少なくありません。
その理由は、寂しい思いを彼女にさせたくないという気持が強いからです。
また、物理的に距離が空くとどうしても長続きさせるのが難しいもの。
恋愛に対して恐怖心がある
恋愛に対して恐怖心がある時も、好きだけど付き合いたくないと思いがちです。
過去に付き合っていた彼女に浮気をされた、酷い振られ方をしたなど辛い経験をしている場合、「また傷つきたくない」と恋愛に対して恐怖心を持つことも。
このようなタイプの男性は、誰かと付き合うこと自体がかなり高いハードルになっています。
好きだけど付き合いたくない人に共通する3つの特徴
男女別に「好きだけど付き合いたくない」と思う心理についてご紹介してきましたが、必ずしも本人自身に問題があるわけではありません。中には、好きだけど付き合うのは違うと思われてしまいがちな人もいます。
ここでは、好きだけど付き合いたくないと言われてしまう人に共通する3つの特徴をご紹介します。
スペックが高すぎる
容姿端麗、頭脳明晰などスペックの高い人は無条件にモテるイメージがあるかもしれませんが、付き合いたくないと思われることも少なくありません。
恋愛関係においては、お互いに足りない部分を補うのが理想的です。
しかし、あまりにも完璧すぎる人のそばにいると、どうしても自分と比較してしまい、自尊心が低下してしまうもの。
自分に自信がない人からすると、完璧すぎる相手は自分と釣り合わないと感じてしまいます。
フレンドリーすぎる
フレンドリーすぎる人も、好きだけど付き合いたくないと思われがちです。
恋愛にはドキドキすることが大切です。フレンドリーで何でも知っている状態は、友達として付き合う分にはいいですが、恋人として付き合ことは違うと考える人が多いです。
人は相手が何を考えているかわからないと、「もっと知りたい」と思うもの。
最初から全てを知ってしまうと、あえて知りたいと思うことはありません。
相手に尽くしすぎる
相手に尽くしすぎる人は、好きだけど付き合いたくないと思われることが多いでしょう。
付き合う前から尽くされると、相手は尽くしてもらうことが当たり前になります。すると、「わざわざ付き合わなくてもいいかも」という気持になりがちです。
また、心理学には「好意の返報性」という考えがあります。これは、人は何かしてもらったら何かを返したくなる心理のこと。
一方的に尽くされ過ぎると、「自分も何か返さなくては」と逆にプレッシャーを与えることに。
「好きだけど付き合いたくない」って言われたら?4つの対応方法
告白した時、「好きだけど付き合いたくない」と言われたらショックを受けるもの。どうしたらいいのかわからないという方も多いはずです。
そこで、「好きだけど付き合いたくない」と言われた時の4つの対応方法をご紹介します。
今までと変わらず接する
好きだけど付き合いたくないと言われた場合、関係を続けたいのであれば、今までと変わらず接するようにしましょう。
今は付き合うまでには至らなくても、相手は自分に好意を持ってくれている状態。恋人としては難しくても、友達としていい関係を築くことはできるでしょう。
理由を聞いてみる
好きだけど付き合いたくないと言われると、振られても納得することは難しいもの。
そこで、「好きなのに付き合えないのはなぜ?」とストレートに理由を聞いてみるのもいいでしょう。お互いに言いたいことを言い合える関係であれば、なぜ付き合えないのか理由を話してくれるはずです。
理由が理解できれば、どう対処すべきなのかもおのずと見えてきます。
一旦距離を置く
相手が好意を持ってくれていることがわかっても、告白を断られるのは辛いもの。
元の関係に戻りたいと思っても何となく気まずく感じるのであれば、一旦距離を置いてみるといいでしょう。
相手はあなたに好意があるので、連絡が途絶えると「どうしているかな?」と寂しく思うはず。あえて距離を置くことで、相手を意識させる効果も期待できます。
諦めて別の人を探す
好きだけど付き合いたくないと言われたら、諦めて別の人を探すのも1つの方法です。
1人に固執すると、気持ち的にも辛くなるもの。断る理由にもよりますが、場合によってはいつまでたっても付き合えないパターンも考えられます。
そのような時は、キッパリ諦めて別の人を探すのもおすすめです。
素敵な人に出会えれば、気持ちにも余裕が持てるようになります。
お互いに好きだけどきっかけがない4つの原因
両想いなのに付き合うきっかけが作れないのは、一体なぜなのでしょうか?そこに見られる4つの原因をご紹介します。
恋愛に対して消極的
お互いに恋愛に対して消極的な場合、告白のタイミングを掴みづらいです。
どちらが勇気を出して気持ちを伝えれば、両想いになり付き合うこともできるのに、お互いに消極的な性格だと、いつになっても前に進むことがありません。
双方で好意がある雰囲気は出すものの、せっかくのチャンスを活かすことができないタイプ。
タイミングが合わない
片方がデートに誘っても、もう片方は仕事で忙しいなど、2人きりになるチャンスがないと気持ちを伝えることもできません。
タイミングが合わないままずるずると両片思いが続き、付き合うことが難しくなってしまうのでしょう。
恋人同士であれば無理矢理時間を作ることもできますが、お互いの気持ちを探っている、付き合う前の状態ではそうはいきません。
お互いに恋愛経験が少ない
お互いに恋愛経験が少ないと、両片思い状態になりがちです。
「どうやって告白したらいいかわからない」「そもそもどうやったら付き合えるの?」など、恋愛経験が少ないがゆえに気持ちの伝え方がわからないだけでなく、そもそもどうしたら付き合えるのかもわかりません。
相手からの脈ありサインにも当然気付けないので、お互いに好きな気持ちがあるのに、まるで片思いのようにモヤモヤしてしまうでしょう。
すれ違いや誤解が起きている
お互いの気持ちにすれ違いや誤解が起きている時も、両片思い状態になりやすいです。
たとえば、「好きな人には自分の過去を知ってもらいたい」と思い元恋人の話をしたものの、相手に「まだ未練がある」と捉えられてしまった・・・など、誤解をされるような出来事があると、恋愛はなかなか進展しません。
他にも、「恥ずかしいから」とつい冷たい対応を取ってしまい、「嫌われている」と勘違いされてしまうことも。
「好きだけど付き合いたくない」理由を知って最善の選択をしよう!
告白した相手から、「好きだけど付き合いたくない」と言われるとショックを受けますよね。
「好きなのに付き合えないのはどうして?」と思うかもしれませんが、その裏側には複雑な感情が込められていることがほとんどです。
決して嫌われているわけではないので、その後の行動次第では付き合うチャンスが訪れることも十分あります。今と変わらず接して待つことも1つの方法です。
一方、相手に固執しすぎて辛いときは、諦めて別の人を探すのもいいでしょう。