






長い夫婦生活、時には疲れてしまって「全部忘れて家出してしまいたい」と思う事もありますよね。
ただ、実際に家出するとなると、行き先や持ち物など分からない事も多かったりします。
そこで今回は、
- 家出のメリット&デメリット
- 家出に最適な期間
- 家出に必要な持ち物
- 主婦におすすめの家出先
- 主婦が家出する時の注意点
- 上手に家出を終わらせる方法
などを解説していきます。



夫に振りむいてもらうには、下記を参考にしてみてください。
主婦の家出の原因
結婚して一緒に生活するようになると、今まで知らなかった相手の一面が見えてきて、それがストレスの原因になる場合もあります。
そのような時は話し合いで解決するのが一番ですが、なかなか直せなかったり聞き入れてさえもらえない場合もありますよね。
そんな時の解決方法の一つに、『家出』があります。
それまで他人だった相手と新しく家庭を築くのは簡単ではないので、時には「家出したい」と思っても決しておかしな事ではありません。
世の中には同じように考えている人がたくさんいます。
そこでまずは、家出に多い原因や理由を見ていきましょう。
夫が原因の家出
主婦の家出の中でも非常に多いのが、夫が原因の家出です。
特に下記のような場合は、夫が原因で家出に至るケースが多いです。
- 家庭での努力を認めてもらえない
- お酒を飲んで暴れる
- 暴力を振るわれる
- 浮気されている
- 仕事ばかりで家庭を顧みない
結婚は元々他人だった者同士が新しく一緒に生活をするので、実際に一緒に生活してみないと分からない事も多いです。
相手は生涯のパートナーなので期待値は高く、その分理想と現実のギャップを感じて不満に繋がりやすかったりします。
特に上記のように、自分の生活に直接影響したり酷く裏切られたと感じた時に家出するケースは少なくありません。



子供が原因の家出
夫の次に多いのが、子供が原因の家出です。
特に幼児期や反抗期に多く、その時に夫が育児に非協力的だったりその他のストレスが重なると家出するケースが多いです。
幼少期は子供につきっきりの時間が多く、睡眠時間を削られ心身ともに不安定になりがち。
そんな時に一番頼りたい夫が非協力的だったりすれば、家出を考えてしまっても不思議ではありません。
また、子供は反抗期になると理由もなくあなたを責めたり言う事を聞かなくなって、それまでの子育ての仕方が上手くいかなくなります。
そのため、「育て方が間違っていた」と否定的になり自己肯定感が下がりやすいので、家出を考える主婦は多いです。



義父母が原因の家出
家出の原因で意外と多いのが、夫の両親である義父母です。
好きで結婚しても、夫の両親とも仲良くなれるとは限りません。
嫁姑問題はよくある話で、夫に相談しても真剣に聞いてくれなかったりはぐらかされる事も多かったりします。
また、義父である舅との関係も一筋縄ではいかない場合もあります。
年配には男尊女卑思考が強い男性も多く、家政婦のように使われたり見下した態度から不満を感じる事も珍しくありません。



主婦の家出のメリットとデメリット
家出は家庭環境に色々な影響を与えるので、家を出る前にメリットとデメリットを知っておく事がとても大切です。
そこで次は、家出のメリットとデメリットをご紹介します。



家出するメリットは?
まずは家出するメリットをご紹介します。
家出には下記のようなメリットがあります。
- 生活から逃れストレス発散できる
- 冷静になって状況や気持ちを整理できる
- 問題の重大さを示せる
家出すると、それまでの家庭での責任や役割から逃れ、溜まり続けるストレスを一時的に回避できます。
余計な事は考えず、空き時間には好きな事だけをする事ができるのでストレス発散にもなり、旅行に行った時のように気分転換ができます。



問題がある状況下で、不満を抱えたまま問題を解決するのは簡単ではありません。
家出をすると、その問題から一時的に逃れる事ができるので、問題について考える余裕が生まれます。
「何が原因なのか」「最善の解決策は何か」など、冷静に状況を整理して客観的に考える事ができるので、家出の原因となった問題を解決しやすくなります。



不満があって家族に相談しても、聞き入れてもらえなかったり取り合ってくれない事もありますよね。
家出すると、その問題の本気度を伝える事ができます。
いなくなって初めて相手が事の重大さに気づいてくれる場合も多く、一緒に考えてくれたりあなたの大切さを再確認するキッカケになったりもします。



家出するデメリットは?
次に家出するデメリットを見ていきましょう。
家出には下記のようなデメリットがあります。
- 家族に心配をかける
- 夫婦関係が冷める原因になる
- 子供に悪影響を与えてしまう
突発的に家を出てしまうと家出なのか分からないので、事件や事故に巻き込まれたのではと心配をかけてしまいます。
メモなどの手がかりがなかったり着信拒否して連絡が取れなかったりすると、捜索願いを出され帰りづらくなってしまう場合もあります。



夫との仲違いで家出をしてしまうと、あなたの気持ちが離れたと感じて夫婦関係が冷める原因になってしまう可能性もあります。
不倫するキッカケになる事もあり、問題解決のための家出が逆効果になってしまう場合もあります。



子供を置いて家を出れば、子供は「捨てられた」と感じてその後の親子関係に悪影響が出てしまう事もあります。
その後離婚する事になった場合に、育児放棄と見られ親権で不利になりやすかったりもするので注意が必要です。



主婦の家出に最適な期間
ここからは、家出を決めた時に役立つ情報や家出の仕方について解説していきます。
まずは、主婦の家出に最適な期間を見ていきましょう。
短期間(数時間〜1週間程度)の家出
短期間(数時間〜1週間程度)の家出は、気分をリセットしたりリフレッシュしたい時に有効です。
悩みを相談しても聞いてもらえなかったり育児や家事で心身ともに限界の場合などに、一時的に家庭から距離を置く事で気分転換ができます。
また、短期間の家出は、家出を終える時に帰りやすいというメリットもあります。
事の重大さを行動で示せるので、スムーズな問題解決に役立ちます。



長期間(1週間〜1ヶ月程度)の家出
長期間(1週間〜1ヶ月程度)の家出は、起こっている問題が重大で改善が難しい場合に有効です。
夫のアルコール問題や不倫など、簡単に改善が見込めず一緒にいられない場合は長期間の家出も検討してみましょう。
家出の期間が長くなる程自然と事の重大さを理解してくれるので、改善を見込みやすくなります。
また、夫のDVやお酒を飲んで暴れるような場合は、そのまま生活していると危険なので、避難を目的にしばらく家出するのも方法の一つです。



最長でも1ヶ月程度に留めておこう
家出している期間が長すぎると、相手が一人の生活に慣れて関係の改修を望まなくなるケースも多いです。
家出に至る理由は様々ですが、「問題を解決するより新しい生活に慣れる方が楽」だと思ってしまうのです。
そして、その結果離婚する事になると、勝手に家出したという事で慰謝料が請求されたり、家出後に稼いだお金に関与できない場合などもあります。



家出に必要な持ち物
続いて、家出する時に必要な物やあると便利な物をご紹介します。
我慢の限界で突発的に家を出るような場合でも、下記の物は持って出る安心です。
必ず持っていきたい持ち物
まずは、家出する時に必ず持っていきたい持ち物を見ていきましょう。
下記で最低限必要な物をピックアップしたので、家を出る前にチェックしてみて下さい。
- 財布と現金
- クレジットカード・通帳
- 携帯電話
- 免許証・保険証
- 薬・処方箋
突発的に家出する時は、財布だけ持って中身を忘れるという事もあります。
最悪お金さえあればなんとかなるので、必ず現金を持って出るようにしましょう。
また、長期的な場合は、足りなくなった時の事を考えて少し多めに持っていくかクレジットカードや通帳も持っていくと安心です。
携帯電話は連絡手段として必ず持っていくようにしましょう。
連絡が取れないと家族に心配をかけますし、友人や実家を頼る事もできません。
車で出る場合は免許証が必要ですし、何かあった時のために保険証もあると安心です。
これらは身分証としても使えるので、必ず携帯しておくようにしましょう。
医者から薬を処方されている場合は、薬を持って出るのも忘れてはいけません。
長期的な場合は処方箋も必要です。



あると便利な持ち物
続いて、家出する時にあると便利な物を見ていきましょう。
下記で紹介するものがあると家出した時に役立つので、余裕があれば持って出るようにしましょう。
- 携帯の充電器
- 衣類
- 化粧品
- タオル
- マスク
携帯はコンビニで充電できたり宿泊先で貸し出してくれる場合もありますが、充電器を持って出ればどこでも充電できるので便利です。
衣類は家出の期間で必要な枚数が異なるので、どのくらい家を空けるか考えて必要な数持っていくようにしましょう。
その際、上着だけでなく下着類も忘れないようにしましょう。
化粧品やタオルなども同様で、外で家出が長期の場合はできるだけ持って出るようにすると便利です。
マスクがあるとすっぴんを隠せたり、身バレ防止にも使えたりします。



主婦におすすめの家出先
続いて、主婦が家出した時におすすめの家出先をご紹介します。
家出したけどどこに行けばいいか分からない場合は、下記を参考に選んでみて下さい。



お金に余裕がない場合
まずは、お金に余裕がない場合の家出先をご紹介します。
長期間の家出で節約したい場合などにも使えるので、チェックしてみて下さい。
- 実家(0円)
- 友人宅(0円)
- 車中泊(0円)
- ファミリーレストラン(300円〜)
- カラオケ(1,500円〜)
- ネットカフェ(1,500円〜)
- 健康ランド(2,000円〜)
実家がすぐに帰れる距離にある場合は、気兼ねなく過ごせるので最適な家出先です。
お金の心配もいらず期間も限られていないので、焦らずにしっかり家出の原因を解決する事ができます。



実家に帰れない場合に次に頼りたいのが、友人宅です。
友人宅もお金をかけずに泊まることができ、親しい関係なら悩みを相談したり一緒にストレス発散してくれたりもします。



自分の車を持っている場合は、車中泊も選択肢の一つです。
個室で過ごせるので雨風を凌げお金もかかりませんし、ドライブする事で気分転換ができたりもします。



ファミリーレストランは深夜でも営業していて安価で過ごせるので、行き先が見つかるまでの退避場所として使いやすいです。
300円程あればドリンクバーでしばらく過ごす事も可能ですし、店内なので雨風や気温などの心配もいりません。



カラオケは完全個室で一人でも気軽に利用でき、大声で歌う事でストレス発散もできます。
フリータイムで入れば夜でも1,500円程度で利用できるので、突発的に家出した時の行き先として非常に重宝します。



ネットカフェもカラオケと同様にフリータイムがあるので、安価で泊まるのに向いています。
個室でゆっくりくつろげますし、シャワールームを完備しているお店もあります。



リラックスして安価でのんびり過ごしたいという方は、健康ランドやスーパー銭湯がおすすめです。
広いお風呂があったりゆっくりくつろげるスペースなどもあるので、気軽に泊まる事ができます。



お金に余裕がある場合
次に、多少なりお金に余裕がある場合の宿泊先をご紹介します。
期間にもよりますが、少しでもお金に余裕があれば色々な選択肢があります。
- カプセルホテル(4,000円〜)
- ラブホテル(5,000円〜)
- ビジネスホテル(6,000円〜)
- 温泉旅館(10,000円〜)
カプセルホテルは小スペースではありますが、気軽に安価で泊まれる場所として家出先に非常に向いています。
最近はオシャレで清潔感もあり、ゆっくりくつろげる共有スペースがあるカプセルホテルも増えています。



ラブホテルは一般的なホテルと比べて安価なので、安く安全に泊まりたい時におすすめです。
大画面のテレビや広いお風呂などの設備も充実しているので、日常のストレスから離れリフレッシュするのにも最適です。



ビジネスホテルは比較的安価で、ベーシックな宿泊施設です。
生活に必要なものは予め用意されているので、何も持たずに家を出た場合でも安全で快適に過ごす事ができます。



ストレスで心が爆発しそうな時など、精神的疲労が大きい場合は温泉旅館もおすすめです。
家出にしてはかなり贅沢な宿泊施設ですが、その分非日常的な空間で短期間でも十分に気分転換ができます。



主婦が家出する時の注意点
「家出」は決して気軽にできるものではなく、注意すべき事や知っておきたい事などがあります。
そこで次は、家出後に後悔しないために大切なポイントを解説していきます。
捜索願いが出されないように注意!
どんなに喧嘩をして腹が立っていても、家族がいなくなれば心配するのは当然。
もし、あなたが家出をして連絡が取れなければ、残った家族が「事故や事件に巻き込まれたのではないか」など考えるのも自然な事です。
全く連絡が取れず行き先も分からなければ、警察に捜索願いを出す事になります。
そうなると、ただの喧嘩では済まされず大事になってしまうので注意が必要です。



事故や事件に巻き込まれないように注意!
女性が一人行く宛もなく彷徨っていれば、様々なトラブルに巻き込まれる可能性が出てきます。
中でも特に気をつけたいのが、泊め男による強姦や暴行事件です。
「行く宛がないなら家に泊めてあげる」と優しい言葉をかけて、泊めた代償として性行為を強要してきたりその他事件に巻き込まれてしまう事は少なくありません。



育児放棄にならないように注意!
夫婦生活を長年続けていれば、時には喧嘩して家出したくなる事もありますよね。
ただ、突発的な場合でも、子供を放ったらかしにして家出するのは絶対に止めましょう。
残された子供は「母親から捨てられた、見放された」と思いやすく、家出から帰った後も親子関係に影響が出やすいです。
また、主婦が子供を置いて家出すると育児放棄と見なされ、後に離婚する事になった場合に親権問題で不利になりやすいので注意しましょう。



上手に家出を終わらせる方法
家出をする時は家を出るだけなので簡単ですが、家に帰る時はなかなか戻りづらかったりもしますよね。
そこで最後に、下記の上手に家出を終わらせる方法を2つご紹介します。
- 平常時に夫婦のルールを作っておく
- 予定を伝えて心配をかけないようにする
平常時に夫婦のルールを作っておく
喧嘩してから問題を解決するのは、どんなに仲が良い夫婦でも簡単な事ではありません。
しかし、喧嘩をする前なら冷静に話し合いができるので、簡単に問題を解決できる場合も多いです。
ですので、まずは喧嘩をしていない時に喧嘩をした時のルールを作っておくようにしましょう。
「自分から謝る」「謝ったら許してあげる」「否がある方が家事をする」など何でもOKなので、夫婦で一緒に決める事が大切です。
また、家出についても「必ず連絡は取れるようにする」「長くても2日以内に戻る」「戻ったらしっかり話し合いをする」など、予め決めておくと戻りやすいです。



予定を伝えて心配をかけないようにする
何も伝えず黙って家出すれば、家族は心配になり、その心配が大きければ大きいほど帰りづらくなります。
ですので、帰りやすくするためには、家出してもできるだけ家族に心配をかけないという事も重要です。
そのためには、まず家を出る時に気持ちを手紙に書いて残しておくようにしましょう。
手紙に行き先や期間が書かれていれば、家族も多少なり安心できます。
面と向かってや電話やメールだと、反応が早くて引き止められる事も多くなります。
手紙だとあなた自身の気持ちの整理も同時にできるのでおすすめです。
手紙に何を書けばいいか迷った時は、下記の例文を参考にしてみて下さい。
勝手に家を出てごめんなさい。
思う事が多くなりすぎて、少し疲れてしまいました。
これからも良い夫婦でいたいという気持ちは変わっていませんが、今は少しだけ一人の時間が必要です。
○○さん(友人など)のところに○日までお世話になろうと思っています。
気持ちが落ち着いたら必ず帰るので、少しだけ時間をください。



家出で家庭の問題を解決できる事も多い!
以上、主婦が家出する目的や家出に必要な持ち物、家出先や家出時のポイントなどを解説していきました。
長年夫婦生活を続けていれば喧嘩するのは当然ですし、時には家出したくなってもおかしな事ではありません。
必要な物を持って安全な場所に家出すれば、短時間でもリフレッシュできて再び頑張る活力を養う事ができます。
また、「家を出るくらい悩んでいた」という事を行動で相手に伝えられるので、ずっと悩んでいた家庭の問題を解決できる場合も多いです。
ただ、その際は家出のリスクも考えて行動に移すようにしましょう。